佐賀県警備業協会・経営者研修
tomo6月18日、佐賀県警備業協会・警備業経営者の皆様の研修：
アンコンシャス・バイアス研修を担当させていただきました。
経営者のみなさんは、ほとんど男性です。経営に携わっている方々なので、どんな内容にしたらいいのか
正直とても悩みました。
まずは、「男女共同参画社会基本法」について
基礎知識として知っていただきたい条項を含め、講座の冒頭に解説しました。
男女共同参画社会基本法とは
男女が対等な社会の構成員として、職域、学校、地域、家庭など、あらゆる分野への参画する機 会が確保され
男女が均等に政治的、経済的、社会的、文化的な利益と責任を共に担う社会を目指すことを規定した法律
私はこの法律のことを知ったのは、40歳のとき。
それまで、女性らしさというジェンダーの枠に自分を閉じ込めとても生きづらさを感じていたこと
男女共同参画社会とは
男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく
その個性と能力を十分に発揮することができる社会
女性らしさ男性らしさは個性であること
育った環境や経験から自分では気付いていないバイアスがあること
それから、なぜ、ダイバーシティにおける女性活躍推進の必要があるのかなど
その社会的背景についてもデータを観ていただきながら解説しました。
特に人口分布について、佐賀県の年代別人口グラフを見ていただきながら
早い段階でダイバーシティ推進に取り組むことが重要な経営戦略となっていくことを
お伝えしました。
みなさん、これからの経営課題として、人材確保、人材育成ということを重要に感じていらっしゃるのか、
とても真剣に聞いてくださいました。
組織におけるダイバーシティ推進に影響を与えているアンコンシャスバイアスについて
解説していきました。
アンコンシャスバイアスは、完全になくすことはできなくても、私たちにできることは
一人一人思い込みがあること、そこに意識的になって、コミュニケーションスキルを高め
心理的安全性のある関係性を築く重要性についてお伝えしてきました。
今回、お話させていただいたことが、今後の経営においての、新たな視点として
戦略として、少しでもお役に立てたら幸いに思います。
